注文住宅を建てるまでの大まかな流れを事前に把握しておこう!
「憧れの注文住宅を建てたいけど、なにから始めたらいいのか分からない」と悩んではいませんか?住宅購入は一生に一度の買い物だからこそ、絶対に後悔したくないですよね。今回は、神奈川で注文住宅を建てる場合の大まかな流れや、気をつけるべきポイントを紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
注文住宅を建てるまでの大まかな流れ
注文住宅は検討してから完成するまで「9か月から1年ほどかかる」といわれています。神奈川で注文住宅を建てた場合に、完成するまでの具体的な流れを紹介します。
情報収集・予算検討・ハウスメーカー選び・土地探し
まず初めに注文住宅を建てるにあたって情報収集をしたり、予算を検討したりと準備が必要です。神奈川の住宅の相場や、どれくらいの間取りの家にするのか、平屋なのか2階建てなのか、具体的な間取りと予算を調べておきましょう。
情報収集や予算の検討ができたら、実際に依頼をするハウスメーカー選びと土地探しをしましょう。どのハウスメーカーがよいのか迷う場合は、メーカーが建てているモデルハウスを参考にするのがおすすめです。
総合住宅展示場では、多くのハウスメーカーのモデルハウスが展示されているため、理想の家のイメージが湧きやすいでしょう。また、神奈川での土地選びは非常に重要です。水害の危険性がないか、道路の急カーブに面していないか、地盤が軟弱な土地でないか確認しておきましょう。
見積もり依頼・本契約・住宅ローン本申請
ハウスメーカーの候補が絞れたら、実際に見積もりを依頼しましょう。ハウスメーカーとの打ち合わせで作成する書類は、見積もり概算、資金計画書、簡易的な間取り図などを作成します。複数の見積もりを比較して、最終的に依頼を決めるハウスメーカーを決めましょう。
神奈川県内でも、ハウスメーカーによってアフターサービスや保証制度が変わります。最終的に依頼するハウスメーカーが決まったら、本契約をして住宅ローンの申請をしましょう。住宅ローンは借り入れ先によって、審査基準や金利が大きく変わります。金融機関や公的機関を比較して、自分にぴったりの住宅ローンを選びましょう。
着工・完成・引っ越し
ハウスメーカーと本契約をして住宅ローンの申請が通ったら、いよいよ着工です。着工前には地鎮祭を行う場合が多いため、地鎮祭のスケジュールの調整が必要になることがあります。また、着工の際には周辺住民にあいさつをするのがマナーだといわれています。
完成するまでの期間もたびたび現地に行き、工事の様子を確認しておくとよいでしょう。実際に住宅が完成するのは、9か月〜1年ほどだといわれています。住宅が完成したらいよいよ引っ越しです。
住宅の引き渡し当日は鍵や保証書を受け取り、設備の使用方法やアフターメンテナンスについて、説明をしてもらいます。引っ越し業者への手配は、入居の1か月半〜1か月前に完了しておくのがポイントです。
場合によっては工期が予定よりも遅れてしまうことも!
引っ越しの準備も完了し、新しい生活に胸を弾ませていたところ…なんと、「直前になって工期が遅れてしまった」というトラブルも実際にあるようです。工期が遅れてしまう原因と対策方法を紹介します。
世界情勢によって部品が欠品になることも
建築において、世界情勢は大きく関わってきます。世界情勢によって工場操業が停止し、必要な部品の納品が遅れることがあるため、先が読みづらいことがあるでしょう。情勢悪化や感染症の流行によって工期が大きく遅れることがあるため、スケジュールはゆとりを持っておくことが重要です。
違約金を請求できるケースもある
人手不足や建築業者のミスによって、工期が大幅に遅れることがあります。注文住宅を購入した人の中には、1か月以上も工期が遅れてしまった人もいるようです。もし建築会社の責任によって工事が遅延した場合は、売主側の債務不履行により違約金を請求できる場合があります。いざというときは、違約金の請求を検討するとよいでしょう。
工期が遅れることを想定して準備しておくことも大切
工期は人為的ミス以外にも、天災や世界情勢など、どうしようもない原因で遅れてしまうパターンもあります。工期ぴったりに引っ越しの予定を立ててしまうと、工期が遅れたときに、一時的に住む家がなくなってしまう可能性も。手続きの変更は意外と大変であるため、なるべく工期ぴったりに引っ越しスケジュールを立てないようにしましょう。
注文住宅の建築期間を短縮するためには?
「思ったよりも完成までに時間がかかってしまった」という事態にならないためにも、神奈川で注文住宅の建築期間を短くしたい場合に、意識するポイントが3つあります。
施工期間が短い住宅を選ぶ
建築方法によって注文住宅の施工期間が変わります。日本の住宅は木造軸組工法という伝統的な工法が多く、完成までにおよそ4〜6か月程度かかるといわれているようです。その他の建築工法の「木造ツーバイフォー工法」なら3〜4か月。「軽量鉄骨(プレハブ)工法」なら3〜5か月。「軽量鉄骨ユニット工法」なら2〜3か月ほどで完成します。施工期間を短くしたい場合は、工法にもこだわってみましょう。
土地探しをスピーディーに済ませる
意外と時間がかかってしまうのが土地選び。神奈川は都会でありながら自然に恵まれた地域でもあるため、神奈川の海側の土地にするのか山側の土地にするのか、迷ってしまう人もいるでしょう。なるべくスムーズに着工するためにも、あらかじめ希望のエリアに目を付けておくのがおすすめです。
ハウスメーカーのスタッフとの相性も大切
意外なポイントですが、ハウスメーカーのスタッフとの相性も重視するとやりとりが楽になるでしょう。「話が分かりにくい」と感じるスタッフである場合、すれ違いにより何度も打ち合わせする羽目になってしまったり、認識にずれが起きたり、スムーズにいかない場合があります。ハウスメーカーを選ぶ際には、スタッフとの相性も重視すると満足度の高い住宅購入ができるでしょう。
意外とやるべきことが多い注文住宅。憧れの注文住宅で神奈川暮らしを満喫するためにも、リサーチや手続きを1つずつクリアしていきましょう。一生大切に住む家だからこそ、悔いのない注文住宅が建てられるよう、計画的に取り組んでみてください。