コミュニティとのつながりを大切に!注文住宅の挨拶回りの意義とポイント
憧れのマイホームを建てる前や建てた後に、近隣住民に挨拶しなかったことがきっかけで、近隣住民とトラブルになってしまったということにならないようにしましょう。今回の記事では、近隣住民への挨拶回りについて紹介します。注文住宅を建てる前は、ハウスメーカーのスタッフと一緒に挨拶するのが一般的なので、サポートしてもらいましょう。
注文住宅を建てる前に近隣への挨拶回りを行う意味
騒音、振動、業者の出入りなどが長期間行われるため、近隣住民に迷惑をかけてしまいます。詳しく解説します。
近隣住民に何かしらの迷惑をかけてしまうから
マイホームを建築する前に、近隣住民に挨拶を済ませておくことは重要です。現在建てている建物を建て直すときも、更地に建物を建てるときも迷惑をかけてしまうからです。
騒音、振動、業者の出入りなどが長期間行われるため、工事着工の直前ではなく、7~10日前に済ませるようにします。なお、地鎮祭を実施する場合はそのタイミングで問題ありません。
今後の人間関係を良好にするため
近隣住民とは、今後も長く同じ地域で生活を送るようになります。そのため、挨拶回りをしておくことで悪い印象を持たれることがありません。
住宅が完成した後に生活が送りにくい、トラブルに見舞われる、近隣住民と距離感があるということにならないようにしましょう。
注文住宅を建てる前の近隣挨拶のおすすめタイミング
地鎮祭を実施しない場合は、工事開始の7~10日前に済ませるようにします。訪問先の住宅が不在の場合も想定して準備しましょう。
地鎮祭の当日
工事が始まるため、近隣住民に迷惑をかけてしまうことを詫びるだけではなく、今後の挨拶もしましょう。一般的にハウスメーカーのスタッフと一緒に挨拶回りするため、やり方がわからない人は相談しましょう。
また、粗品はハウスメーカーのスタッフが準備している場合がほとんどなので、そのときは自分で粗品を用意する必要はありません。
世帯主が在宅しているタイミングがベスト
平日は仕事などで不在にしていることが多いので、休日が望ましいでしょう。この際、相手の迷惑にならないように、早朝、食事の時間、夜間は避けるようにします。午前10時~午後5時くらいまでが望ましいでしょう。
訪問先の住宅が不在の場合
挨拶文と粗品をポストに入れます。この際、後日タイミングを見計らって挨拶する必要はありません。挨拶文のなかに、ハウスメーカーのスタッフの名前と連絡先を記載します。
騒音や振動などの苦情や、そのほかの相談の窓口として対応してもらえるからです。訪問先の住宅が不在の場合も考えられるため、地鎮祭の当日までに挨拶文を用意しましょう。
挨拶回りを行う際に注意するべきポイント
いくつか注意するべきポイントがあります。わからないときは、ハウスメーカーのスタッフに相談しましょう。また、自分の立場に置き換えて考えてみると、答えが見えてくるときがあります。
両隣と向かい3軒と真裏に挨拶する
住宅が密集している地域では、両隣、向かい3軒、真裏に挨拶しましょう。自治体がある地域では、会長や班長の自宅に訪問するほうがよい印象を与えられます。
高価なものは避ける
粗品を用意するときに、どのようなものを用意すればよいのかわからなくて悩んでしまう人もいるでしょう。一般的に、形として残らないものが望ましいといわれています。また、高価なものは相手に気を遣わせてしまうので、避けたほうが無難です。
わからないときはハウスメーカーのスタッフに相談しましょう。これまでの経験をもとにアドバイスしてくれます。そして、高価なものではありませんが、手作りのお菓子やケーキなども避けてください。信頼関係が構築できていないタイミングで、他人が作ったお菓子やケーキを食べたいと思う人はあまりいないからです。
のしを用意する
水引の上の部分にご挨拶、下の部分に名前を書きましょう。自分で書くのが苦手な人は、デパートなどで粗品を購入したときにスタッフが無料で書いてくれます。字を綺麗に書くのが苦手な人にもおすすめです。
世帯主が必ず挨拶する
可能であれば一家全員で挨拶しましょう。この際、必ず世帯主が挨拶するようにします。夫婦で引っ越したときは2人で挨拶しても構いません。そして、だらしない服装は避けましょう。よい印象を持たれにくくなります。
よい人間関係を構築するために行う
自分と家族の顔を覚えてもらうようにします。理想のマイホームを建てたとしても、近隣住民との人間関係がよくないと充実した生活が送れません。
子どもがいる家庭では、近隣住民の保護者と学校行事などで頻繁に顔を合わせることもあります。地域コミュニティに積極的に参加して、疎外感を覚えないようにしましょう。自然と助け合える関係をこれから構築しましょう。
まとめ
最初によい印象を与えることが大切なので、近隣住民の挨拶回りを適当に行ってはいけません。注文住宅を建てた後に、近隣住民と長い間交流することになるからです。
挨拶回りが初めての人は上手くいくかどうか不安になるでしょう。そのときは、注文住宅を建てた経験がある友人や知人にもポイントを教えてもらいましょう。準備を万全にして当日を迎えてください。