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注文住宅の費用相場

公開日：2023/01/26

自分の理想の間取り、機能性、部屋数を追求した物件、それが注文住宅です。マイホームの購入は人生で一番額の大きい買い物といわれていますが、一体どれほどの価格で購入できるのでしょうか？

この記事では、注文住宅の費用相場を解説します。費用の内訳や価格帯別の建てられる家のレベル・特徴も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

2020年度版のフラット35によると、全国の注文住宅の相場は「3,532万円」というデータが明らかになっています。地域や住宅の面積によって若干の誤差はあるものの、およそ40坪の家で約3,000万円という価格帯が相場です。

・土地の購入費用
・建築費用
・その他諸費用

注文住宅は、ただ自分の好きなように家の間取りをデザインして建てるわけではありません。住宅の建築費用のほかにも、さまざまな費用がかかります。

まず家を建てる土地を持っていない場合は、土地の購入費用が必要です。不動産会社を通して土地を購入する場合は、手数料や登録免許税が発生します。

土地を持つと今後、都市計画税や固定資産税が課されるので注意が必要です。

次に建築費用です。注文内容や業者によって建築費用はバラつきがあります。一生分の買い物をするので、信頼できる建築業者を選べるかが重要です。

そのほか諸費用には、印紙代や司法書士への報酬が含まれます。建築費用ほどはかかりませんが、ある程度の予算を残しておかないと支払いが滞ってしまいます。

建築費用の価格帯によって、建てられる家のグレードが変わってきます。ここでは、1000万円、2000万円、3000万円の3つの価格帯を解説するので、ぜひ参考にしてください。

注文住宅の相場は3,000万円ほどですが、1000万円でも注文住宅を建てられます。間取りや外観をシンプルにする事で、コストカットが可能です。

凹凸を少なくして正方形、長方形に近付けた方が、建材にお金がかからないので予算を安く抑えられます。

また、水回りの設備工事にお金がかかるので、洗面所、キッチン、風呂場、トイレは1階に集中させた方がお金はかかりません。

ただし、凝った間取りやデザイン、性能、建築素材を追求したい場合は、もう少し予算を増やすのがおすすめです。

予算を2000万円ほど用意できれば、予算の配分によって、自分の理想の家に近付けられます。たとえば、床暖房や浴室乾燥機といった利便性の高い機能も、全て盛り込む事はできませんが、一部であれば導入できます。

内装を安価にする、外観をシンプルなものにするといった、一部をコストカットしなければならないので、優先度付けが重要です。

予算を3000万円ほど用意できると、自分の理想を追求した住宅を建てやすくなります。凝ったデザイン、間取り、建築資材、設備を導入できるため、3000万円は1つの目安として覚えておきましょう。

ただし、何でもかんでも理想を詰め込んでしまうと予算がオーバーしてしまうため、要望を建設会社に伝えて、取捨選択することが重要です。

注文住宅は額の大きい買い物なので、可能な限り相場よりも安く購入したいものです。ここでは、コストカットのコツを解説します。

注文住宅を発注する際は、複数の建設業者に見積もりを出すのがおすすめです。1つの業者だけでは、適正な価格なのかがわかりません。相見積もりを行って、費用を比較することで比較できるようになります。

本来提示された価格から値引き交渉をすると、業者側が人件費や材料費を削らなくてはいけません。しかし、そうすると手抜き工事や欠陥住宅になる可能性があるため、最初から予算を提示するのがおすすめです。

予算にかかわらず、注文住宅を建てる際は何に予算を割きたいか、優先順位を決めた方が、段取りがスムーズに進みます。とくに、1,000万円〜2,000万円で注文住宅を発注する場合は、全ての要求を取り入れる事が難しくなるので、優先して導入したい要素を考えておきましょう。

工期に余裕があった方が、建設会社は余裕を持ったスケジュールを立てられます。手抜き工事になるリスクを抑えられるため、焦らずじっくり完成を待つのがおすすめです。

注文住宅の相場は、40坪で3000万円ほどになります。建築費用だけでなく、土地の購入費用や、その他司法書士への報酬といった諸費用が発生します。

価格帯別に見ると、1,000万円でシンプルな内装、デザインの住宅を、2,000万円で予算の配分を考慮して一部要望を取り入れた住宅を、3,000万円で要望を多く取り入れた住宅の建設が可能です。

少しでも安く、安心して住宅を発注できるように相見積もりと、予算の提示は必ず行いましょう。

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