注文住宅の浴室にこだわろう!デザインや浴槽・オプションなどを紹介
注文住宅で実現できるものに、自分だけの理想のお風呂があります。デザイン、機能性、快適性など、さまざまな要素を自由に組み合わせることで、心身ともに癒される特別な空間を創り上げることができます。本記事では、注文住宅における浴室のデザインや浴槽の種類、オプションなどを紹介するのでぜひご覧ください。
注文住宅の浴室の間取りやデザインを考える
注文住宅の浴室の間取りやデザインを考えるためのポイントを、はじめに解説します。
自分らしさを表現するデザイン空間
まず、デザインについて考えてみましょう。注文住宅のお風呂は、自分らしさを存分に表現できる空間です。たとえば、広々とした開放的な空間を作りたい場合、大きな窓を取り入れて自然光をたっぷりと浴びることができるように設計できます。
和モダンな雰囲気を求めるなら木目の壁材を使用し、温かみのある落ち着いた空間を演出するのもおすすめです。ホテルライクなスタイリッシュなデザインを目指すなら、大理石やモノトーンのタイルを使用し、高級感のある洗練された浴室を作るのもよいでしょう。
理想の広さと間取りの自由自在
浴室の広さや間取りも自由自在です。家族でゆったりと入浴できる大きな浴槽や、広々とした洗い場を設けることで、日常の疲れをゆっくりと癒すことができます。また、開放感のある窓を設置すると、自然との一体感を感じられる空間を作れるでしょう。
注文住宅の浴室のタイプを3つに分けて解説
浴室には、大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれの特徴とメリット・デメリットを理解し、自分のニーズに合ったものを選びましょう。
ユニットバス:手軽さと防水性が魅力
ユニットバスは浴室すべてを工場で一体成型し、現場で組み立てる手法です。近年最も普及しているタイプで、とくに短期間で施工ができます。設置にかかる工期は約1日と非常に短く、工事期間を大幅に短縮可能です。
工場で製造されるため、防水性・気密性に優れ、水漏れのリスクが低い点も魅力といえます。さらに、価格が比較的安価であることや、多様なデザインのバリエーションが用意されている点も、ユニットバスの人気を支えています。
しかし、サイズや形状の自由度が低く、ある程度決まった規格から選ばなければならないというデメリットもユニットバスにはあります。オプションの追加には高コストが伴ともなうことが多く、後から浴室全体のデザインを変更するのが難しい点にも気を付けてください。
在来工法:自由な設計と高級感
在来工法は現場で壁や床、天井などを造作し、浴槽を設置する昔ながらの浴室です。このタイプはユニットバスに比べて自由度が高く、自分好みのサイズや形状を自由に設計できます。また、家全体のデザインと調和させた浴室を作ることができるため、統一感のあるデザインが可能です。
高級感のあるタイルや天然石を使用することもでき、特別感のある浴室を実現できます。しかし、工期が長くなる点や、水密性・気密性に注意が必要な点は在来工法のデメリットです。
また施工方法によっては水漏れのリスクが高まるため、慎重な施工も求められます。ユニットバスに比べて材料や工賃が高くなるため、費用が高くなることも加味して施工を依頼しましょう。
ハーフユニットバス:両方のメリットを享受
ハーフユニットバスは、ユニットバスと在来工法のメリットを組み合わせた浴室です。壁や床の一部をユニットバスで構成し、天井や洗い場などを在来工法で造作しています。両方の利点を享受できる、画期的な工法です。
ユニットバスの短工期・防水性・気密性と、在来工法の自由度・デザイン性を兼ね備えており、比較的短い工期で自由なデザインを実現可能です。価格も在来工法に比べて抑えられることが多いため、コストパフォーマンスに優れています。
しかし、完全なユニットバスや在来工法に比べて選択肢が少ないという点は大きなデメリットです。選べるデザインやオプションが限られる場合があり、完全に自分の理想を反映するのは難しい面があります。それでも、ユニットバスと在来工法のいいとこ取りができる点で、多くの人にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
注文住宅の入浴をもっと快適にする機能性を解説
注文住宅のお風呂は、最新の設備や機能を取り入れることで、入浴をより快適で充実したものにすることができます。
快適な浴室環境を実現する設備
浴室暖房乾燥機や24時間換気システムを導入すれば、冬場でも寒さを感じにくくなり湿気対策もできます。高齢者や小さな子どもがいる家庭では、バリアフリー設計を取り入れることで、安全性も確保するのもよいでしょう。
転倒リスク対策として階段やスロープ、手すりの設置や滑りにくい床材の使用、段差をなくす工夫など、細部にまで配慮した設計をすれば安全性を高められます。
音楽や自然音・光でさらなる癒し効果
音楽や自然音を取り入れて、さらに癒しの効果を高めることができます。浴室に防水スピーカーを設置し、好きな音楽を流したり、鳥のさえずりや波の音などの自然音を楽しんだりすることでバスタイムを快適化しましょう。
視覚的な要素も忘れてはいけません。観葉植物を配置したり大きな窓から美しい景色を眺めたりすることにより、視覚的にも癒される空間を作ることができます。ジェットバスやマイクロバブル機能付きの浴槽を選べばリラクゼーション効果が高まり、日々のストレスを解消することもできるでしょう。
照明についても工夫次第で雰囲気が大きく変わります。浴室にダウンライトや間接照明を取り入れると、柔らかな光に包まれたリラックス空間を作り出せるのでのもおすすめです。
まとめ
注文住宅のお風呂は、デザイン、機能性、快適性を兼ね備えた、自分だけの特別な空間を創り上げることができます。豊富なオプションや設備を活用し、自分のライフスタイルや好みに合わせた理想のお風呂を実現しましょう。心身ともにリラックスできるお風呂を手に入れることで、日常生活がさらに豊かで充実したものになるのは間違いありません。自分だけの理想のお風呂を創造し、毎日のバスタイムを特別なひとときに変えてみませんか。