注文住宅の内装デザインの決め方のポイントについて解説!
注文住宅の内装デザインは、どんなポイントで決めればよいのでしょうか?注文住宅で家を建てるとき、楽しみでありながらも難しいのが内装デザインです。依頼者にイメージがあっても、中々具体的な形にできないといわれています。今回は、注文住宅の内装デザインの決め方のポイントについて解説しましょう。
注文住宅の内装デザインを決めるまでの手順
注文住宅の内装デザインは、どんな手順で決めればよいのでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。
テイストを決める
テイストを決めるときは、使用する内装の印象の大枠を決めることが重要です。ここでいうテイストとは、部屋全体のまとまった印象・イメージ・フィーリングのようなもののこと。
テイストが決まると、カラーリング・素材・家具・アイテム・設備などが選びやすくなります。一般的には次のようなタイプのテイストがよく採用されます。
ナチュラルタイプやシンプルタイプ、モダンタイプ、和風モダンタイプ、イタリアンモダンタイプ、アメリカンタイプ、ヨーロピアンタイプ、アジアンタイプ、インダストリアルタイプ、カントリータイプ、テクノタイプなどです。
カラーリングを決める
カラーリングを決めるというのは、使う色を決めることです。ただし1色で統一しません。メインカラー・サブカラー・アクセントカラー・キラーカラーなどを決めます。メインカラーを中心にして、できるだけ異なる配色を採用することで存在感のある内装にできるでしょう。
素材を決める
素材を決めるというのは、内装のパーツやアイテムの材料を決めることです。テイスト・カラーリングは、主に見た目に訴えます。それに対し素材は、肌触りや感触に訴えてくれます。同じテイスト・カラーリングでも素材が変わるとまったく別の印象です。主に使われる素材には、布・紙・金属・プラスチック・レザーなどがあります。
家具・アイテム・設備を内装にマッチさせる
家具・アイテム・設備を内装にマッチさせるというのは、内装に対して設置する家具・アイテム・設備を合わせることです。
内装のテイスト・カラーリング・素材の方がおおよそ決まっていると、家具・アイテム・設備は選びやすくなります。内装にぴったりな家具・アイテム・設備を合わせることで、ステキな内装デザインに仕上がることでしょう。
注文住宅の代表的な内装デザインの種類
注文住宅の代表的な内装デザインにはどんな種類があるのでしょうか?こちらでは代表的な内装デザインの種類についてご紹介します。
ナチュラルテイストデザイン
ナチュラルテイストデザインとは、主に天然木・自然素材を使った内装デザインのことです。特徴は天然木・自然素材をふんだんに使い、木の温もりや肌触りのよさを感じることができます。
和風モダンテイストデザイン
和風モダンテイストデザインとは、伝統的な日本建築に採用されるテイストを現代風にアレンジした内装デザインのことを指します。特徴は畳・床板・土壁・天井板などを現代の素材や建具に置き換えて表現していることです。
イタリアンモダンテイストデザイン
イタリアンモダンテイストデザインとは、イタリアの高級アパートメントの1室を思わせるような内装デザインのことです。特徴は、イタリア風のアンティークなデザインに、モノトーンやビビッドなカラーを多用して、コントラストを演出しています。
注文住宅の内装でよくある失敗
注文住宅の内装では、どんな失敗がよくあるのでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。
ドアのサイズが狭い
注文住宅の内装でよくある失敗のひとつ目が、ドアのサイズが狭いことです。一般的に注文住宅で部屋のドアを選ぶ時は、デザインと価格で選びます。部屋のイメージには合っていても、いざ家具を搬入すると入らなかったということがあるのです。
仕上がりのイメージが違った
注文住宅の内装でよくある失敗の2つ目が、仕上がりのイメージが違ったことです。通常、内装デザインを選ぶときは、サンプルを見て選びます。ところがいざ仕上がってみると、イメージと全然違うものができていることがあるのです。
コンセント不足
注文住宅の内装でよくある失敗の3つ目が、コンセント不足です。内装デザインの選定で頭がいっぱいになってしまい、実際に使うコンセント数を把握していなかったということがあります。どうしても足りないときには、コンセントの後づけをしなければなりません。
注文住宅の内装デザインの決め方のポイント
注文住宅の内装デザインは、インテリアデザイナーに依頼することで解決します。注文住宅の内装デザインを、家主が決めるのは正直難しいです。その理由は、テイスト・カラーリング・素材・家具・アイテム・設備など項目が多く、上手にまとめられないから。インテリアデザイナーに依頼することで、家主が思い描く内装デザインを実現してくれるでしょう。
一般的にインテリアデザイナーは、ハウスメーカーに在籍しています。家主には、インテリアデザイナーが在籍するハウスメーカーを探してみましょう。
まとめ
今回は、注文住宅の内装デザインの決め方のポイントについて解説しました。注文住宅の内装デザインは、一見簡単に決めることができそうにみえます。ところが実際に決めるとなると、項目が多く簡単には決められません。こっちが立てばあっちが立たず、ということがよくあります。1室くらいはなんとかできても、1棟分全部というとほぼ不可能です。この場合、インテリアデザイナーが在籍するハウスメーカーに依頼することで解決できるでしょう。